あと少しで今年も終わりですね。
今年は、最後まで仕事で追われてて、お正月も今までため込んでた仕事に追われそうです。
鶴ヶ島の注文住宅の現場の紹介の続きです。
外装にも内装にもあらゆるところに木材を使用しています。
床はもちろんですが、壁や天井などにも何種類かの木材を色味や用途で分けて使用しています。
まずは、ウェスタンレッドシダーです。ヒノキ科の「ネズコ」の仲間です。
一枚ごとに色の濃淡が大きいので、意匠デザイン的にインパクトがあり、1階からロフト階の吹抜け空間の壁面に使用しているのでダイナミックで空間のアクセントになりました。
完成見学会でもこの壁はすごく評判がよかったです。
次は、ピーラーの紹介です。
ピーラーは最初は黄色身の色合いですが経年変化で赤っぽくなるのが特徴です。
ピーラーはベイマツなのですが、日本ではベイマツの大径木で細かい木目が特徴のものをピーラーと言って化粧材に使用しています。
柾目なので、線が真っ直ぐで節がないので品がある仕上がりになります。このピーラーの羽目板を玄関、ベランダの軒下とリビングの勾配天井に使用しました。
勾配天井はこんな感じです。
吹き抜け空間の勾配天井なので、下から見上げると圧巻です。
ちなみに、化粧梁としてもリビングとロフトの梁にピーラーを使用しています。
このピーラーは工場の倉庫で数十年保管してあったものなので、今ではなかなか手に入りずらい化粧梁です。
そして、キリです。キリの板材を和室やクローゼットの天井材と使用しました。
キリはよく桐ダンスに使われているキリ材です。着物を仕舞うタンスに使われるくらいですから、キリは調湿効果、断熱保温効果に優れています。
軽くて柔らかいのも特徴です。ただ、かなり柔らかいので、傷がつきやすいので気を付けて施工しないとだめす。指紋が残らないように手袋をはめて施工します。
キリは効果を殺さないように、塗装せずに無垢材のままで仕上がりです。
今年も色々な方にお世話になりました。
ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をおすごしください。