鶴ヶ島市の注文住宅の続きです。
室内壁にはシラス壁、クロス、備長炭壁を使用しています。
LDKや和室、玄関ホールにはシラス壁を使用しました。
色味は部屋によって違いますが、仕上げ方は櫛引仕上げです。
鏝で塗ってから刷毛などを使って線を引いていく仕上げの仕方です。
シラス壁の原材料は、鹿児島県から宮崎県南部にかけてあるシラス台地から採取しています。
シラスは、非常に細かい微粒子の中に無数の穴が開いた複雑な構造を持っていて、シラスの主成分である珪酸は、除湿剤の主原料です。
複雑な構造を持ったシラス壁は100%自然素材なので空気を浄化して、小さなお子さんがいる住宅には適していると思います。
調湿効果があり、においなどの消臭やホルムアルデヒドなどの化学物質も吸着します。
和室の床の間の一部には黒い備長炭壁でスタイリイシュな和モダンに仕上げました。
備長炭と珪藻土が混合している壁で、シラス壁と同じように結露を抑えてダニやカビの発生を抑制し、ホルムアルデヒドの吸着し無害化する作用があります。
塗壁材はクロスと比べると価格が上がりますが、一部の部屋だけでも施工するとアトピーや喘息などお持ちの方にも軽減できる効果が期待できると思います。