鶴ヶ島の木造賃貸アパートの新築現場です。
賃貸住宅なので音の問題対策として、床を何重にもして施工しています。
まずは構造の剛床の上に根太を敷いて合板を張ります。ここまでは一般的な戸建住宅と一緒
ですが、その上に厚さ12.5mmのスーパーハードというボードを2枚重ね、その上にフローリ
ングを張っています。
スーパーハードは石膏ボードの一種なのですが、これがかなりの重量です。普通の石膏ボー
ドなら2枚くらいは一緒に持って移動できるのですが、このスーパーハードは1枚づつ持つの
がやっとです。それに、施工する床面積が広いのでA棟、B棟あわせて数百枚を2Fに搬入した
ので一苦労でした。
スーパーハードの接着にはサウンドカットというものを使います。この接着剤は特殊制振材
で、物がぶつかったときの振動を抑える働きがあります。
天井にはピンクの石膏ボードのハイクリンボードを2枚張るので床衝撃遮音性能は向上して
上の階の音は伝わりにくい構造になっています。