鳩山町で築年数30年近くのお宅のキッチン・リビングのリノベーション・リフォーム工事をしました。
キッチンの改装改修と耐震性、断熱性の向上のご依頼で工事をしました。
工事をするにあたり、動線や使い勝手をよくするためにお施主さんとの打ち合わせを通して、既存の廊下部分とLDK部分を大きく変更しました。
耐力壁でない壁は取り払い、梁を補強して耐震性を高めました。
上の写真の右側の部分の壁は既存の通路部分を塞いで壁を補強しています。
リノベーション工事前の写真です。
上の写真はリビング側から見たリフォーム前の写真です。左側の壁は耐震上、壊せない壁なので
柱や筋交いを緊結する金物で補強しています。
断熱性を高めるために既存のサッシは新しく断熱サッシに交換しました。
勝手口のドアはガラス戸が上下に動き、施錠したままでも風を取り込める採風モデルの勝手口ドアです。
既存のサッシとほぼ同じ位置ですが、もう30年築前の窓と比べると、窓の性能はすごく向上しました。
冬場は開口部から約58%の熱が流出し、夏場は約70%の熱が流入するので
開口部の断熱リフォームは快適に家の中で過ごす上で非常に大事です。
もちろん、断熱材も施工しています。床断熱は根太の間に施工して、断熱材が下に落ちないように下側から板で固定しています。
落下防止の施工をしていないと、断熱材が落ちてしまって床断熱の意味がなくなってしまうので、当社ではその辺は注意して施工しています。
壁ももちろん断熱してますが、窓枠と柱の間の隙間にも発砲の断熱材を注入して隙間がないように気密性を高めています。
もう、正直当たり前ですが、リフォーム会社によってはあまり重視していない会社もあるので、リフォームを依頼するときに見極めるポイントにもなります。
カウンターも新しくし、お施主さんのご要望で、余裕をもって電子レンジが置けるように奥行を決定しました。
コンセントの場所も以前と比べて使いやすいように増設しています。
連窓窓の網戸は7既存の物だと内側に開くタイプだったので「使いにくかった」とのことでしたが、今度の連窓窓の網戸は横に引くタイプなので使用しやすいと思います。
キッチンはLIXIL製のシステムキッチンで、リシェルSIシリーズです。
吊戸棚は開き戸と昇降式の収納になっています。食器洗い乾燥機つきなので家事の負担の軽減にもつながります。
レンジフードも掃除がしやすいのでラクチンです!
キッチン下の収納は引き出し式で収納力もあります。
キッチンのシンクは天板のから10センチくらい下のところに可動式の板を置けます。
まわりが汚れやすい作業もシンク内で行え、シンク内で調理の下準備などができるので便利ですね。
下ごしらえで汚れたら、シンク内を洗い流すだけなので後片付けもはかどります。
上の写真は解体前の壁です。耐力壁ではなくただ単に老化との間仕切り壁だったのでよかったです。
構造上、重要な部分の柱は残しています。
インターホンも新しく液晶タイプのドアホンに交換しました。
可動棚の裏側は収納棚を設置できるスペースを設けています。
可動式の棚も大工造作で設置しています。
リノベーション施工後はすっきりした印象の室内になりました。
上の写真の右側の戸も交換しました。
キッチン側から南面を見た写真です。
南面の窓も断熱窓に交換しています。
下がり壁を撤去しているので空間が広くなりました。