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鶴ヶ島の注文住宅の瓦屋根工事

2016/01/26(火) 家づくりのこと

鶴ヶ島の注文住宅の新築工事の現場です。

屋根工事がちょうど雪が積もる前に終了しました。

 

屋根材には三州の平板瓦を使用しています。

最近はなかなか瓦屋根の住宅が少なくなってきてしまいましたが瓦は日本の風土には合っている屋根材だと思います。

平板瓦は和モダンの外観にも合いますが、他のスタイルの外観にも合わせられます。

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

瓦一枚一枚しっかりと噛み合わさるように並べていきます。

防災瓦なのでかっちりとロックされていくので、地震や台風にも災害にも強い瓦です。

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

瓦桟に瓦を引っ掛けて施工していきます。引っ掛けていくので、瓦桟の事を引っ掛け桟なんて言ったりします。

瓦桟は木材なのですが共和木材では、防腐処理をしてあるのを標準で使用しています。

瓦桟の下は水切り桟が敷いてあって、万が一瓦が割れたりして水漏れで、水が浸入した場合でも下に水が流れるようにルーフィング材と瓦桟の間にスペースを作っています。

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

この瓦の上に漆喰で覆って棟瓦を被せていきます。

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

瓦屋根の端の部分の袖瓦は一体型になっています。

この一体袖の方が見た目はスッキリとした印象になります。

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

「屋根は軽い方が地震に強いから軽い屋根材にしましょう」と宣伝している業者さんがいますが、それは少し違うと思います。

間違いではないです。屋根は軽い方がいいです。

 

ただ、地震に弱いのは瓦屋根が重いからだけではないのです。

地震対策としては当たり前ですが、躯体の構造がしっかりとしていないとダメなんです。

それに、瓦よりも重い太陽光パネルは屋根の上に載せていますよね。

重い屋根材がだめだというなら太陽光パネルを屋根の上に載せられなくなってしまいます。

太陽光パネルもただ載せればいいというわけではないです。

 

本来ならば屋根の重さを構造を計算してみないと、本当に耐震的に大丈夫かどうかは判定できないです。

特に、既存の住宅に太陽光パネルを載せる時は、気を付けた方がいいと思います。

 

現在進行中のこの注文住宅では簡易的な計算ではなく、木造の2階建て住宅では義務のない構造計算(許容応力度計算)もしていいます。

太陽光パネルを載せても大丈夫なように、躯体の木構造をしっかりと作っています。

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

瓦はいいものを使えば、瓦自体はほぼメンテナスフリーですし、雨対策としての性能も優秀です。

日差しの反射率も他の屋根材と比べていいので、夏の遮熱にも有効な屋根材です。

ただ、少し他の屋根材と比べると割高になりますが…

 

昔は地元で瓦を焼いた瓦を使うのがほとんどでした。

共和木材事務所の近くの鳩山町今宿にでも、瓦を焼いていた製瓦所がありました。

 

今では愛知県の三州、兵庫県の淡路、島根県の石州などの主な三大産地を使うのが多いと思います。

当社で使用しているのは主に三州瓦の「新東」とういう会社の瓦です。

新東の瓦も半世紀近く使い続けています。少し高価かかもしれませんが物は一番信用しています。

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

横一列に並んでいる突起は雪止めです。和瓦だと千鳥で並べるのですがこのフラット型だと一列になります。

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

ちょうどこの間の雪が降った後は雪止めはこんな感じになりました。

雪止めで雪が急激に流れて軒樋を傷つけないためにします。

 

鶴ヶ島市 注文住宅 フラット瓦工事

 

近所の子だもたちが作った雪だるまです。

鳩山町より鶴ヶ島市の方が積雪が多くあったみたいです。

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